ごあいさつ

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整形外科医師として病院勤務経験をへて今回伊丹に開業させていただくこととなりました。伊丹市では2005年より市立伊丹病院、近畿中央病院にて骨折をはじめ脊椎手術、人工膝関節手術、人工股関節手術、さらにばね指などの細かい手術にいたるまでほぼ全て執刀し、関節リウマチ治療では生物学的製剤から分子標的薬まで多岐にわたる投薬加療をおこなってきました。今後もこれらの経験を活かした外来診療を行っていきたいと考えています。整形外科は骨折のような急性期疾患から変形性関節症のような慢性疾患まで幅広く知識が必要になります。また関節の変形を引き起こす可能性のある内科など他科の疾患についても知っておかなければなりません。今後再生医療の進歩とともに治療方法が多岐にわたり、整形外科手術も日々進歩します。何歳になっても身の回りのことが自分でできるよう、歩きつづけられるよう、投薬やリハビリテーション、さらには適切な手術加療を患者さんひとりひとりについて考えていきたいと思っています。
また常々就労されている方々に対しても通院しやすいよう土曜日の午後にも診察時間を設けております。関節や腰の悩みなどおありかと思いますので気軽においでください。
関節リウマチに関しては近年の免疫研究の高まりもあり、治療薬の開発や病態の研究が進んでいます。特にここ10数年での進歩はめざましく、関節を変形させない、臓器障害を起こさないといった積極的な治療になってきています。治療の主体が内科医中心にシフトしつつありますが関節リウマチの手術自体はそれほど減少しておらず、整形外科の視点から関節の治療を考える必要があると常に思っています。基本的な消炎鎮痛剤から生物学的製剤、分子標的薬まで治療薬をひとりひとりに合わせ、合併症がなく機能障害も進まず治療していけるよう、努力していきたいと思います。
日々の診療では教科書に載っていないことに多数遭遇します。人間の体はまだまだ医学で解明できていないものがたくさんあり日々驚いています。そういった側面に整形外科の立場からではありますが皆様の助けになれば幸いです。末永くよろしくお願いいたします。

さかえ整形外科クリニック
院長 山本栄

略歴

  • 1996年 岡山大学医学部卒業
  • 大阪大学医学部整形外科に入局
  • 大阪厚生年金病院(現JCHO大阪病院)
  • 大阪労災病院
  • 市立豊中病院
  • 市立川西病院
  • 市立伊丹病院
  • 近畿中央病院
  • おじまクリニック
  • 2023年 さかえ整形外科クリニック 開院 院長

資格・所属

  • 日本整形外科学会 専門医
  • 日本整形外科学会 認定リウマチ医
  • 日本整形外科学会 認定脊椎脊髄病医
  • 日本整形外科学会 運動器リハビリテーション医
  • 日本リウマチ学会 専門医
  • 義肢装具等適合判定医
  • 伊丹市医師会 所属